自分に甘く、他人には更に甘く。

私がこどもの頃というと、もう 40年も前、元号ではまだ昭和だった頃ですが、たぶんいまでも言われているであろうう言葉で、こどもの頃から気化されていた言葉に「自分に厳しく、他人に優しく。」というものがありました。ネットであらためて意味を調べると、自厳他寛という四字熟語にも辿り着きましたが、この四字熟語から「自分厳しく、他人に優しく。」と言われるようになったのかもしれませんが、そのへんはどうなのでしょう?
自分に厳しく、他人い優しく。これは、一見すると理想的に映ります。いや、おそらく理想的な生き方のひとつだと思います。ただ、実際にこの言葉を聞いて、「そうだなぁ。」と思った方も多いと思いますし、私もこどもの頃に聞いたときは、そうだなぁ、と思いました。オトナになった今でも、この生き方を否定するわけではありません。実践できれば素敵な生き方なのだと思います。ただ、ただですね、実際に自分に厳しく、他人に優しく。この生き方を貫ける人ってそうそう居ないのではないでしょうか? 私は、このブログではあまり日常のことは書いていませんが、他のブログでダラダラと書いているように、お酒をやめられなかったりと、自分はとくに甘く生きているというのもあるのかもしれませんが、なかなか自分に厳しく生きるのは難しいと感じますし、自分に厳しい人は、他人にも厳しさを求めるものですよね。
そこでよく言われるのが「自分に優しく、他人に優しく」ですね。もしくは他人にも優しくですかね。私も自分に厳しく、他人に優しく。これがいいな…と思ったのですが、時には厳しくすることも優しさだ…とか言われるので、タイトルにも書きましたが、優しくではなくあえて「甘く」としました。自分に甘い以上、他人にも甘く…あえて更に甘くと書きましたが、たしかに悪い事した人などには厳しく接することも必要なのかもしれませんが、基本的には厳しく接することは控えたいと思う私です。
いまの世の中、何かと厳しく「自己責任」とかで、社会が個人を守ってくれなくなってきてますよね。そのせいもあってか、ちやほやされる人と冷たくあしらわれる人と二極化というのか、世間の風がますます厳しくなっている中、他人というか世間は厳しいので、自分を甘やかしてくれるのは自分だけと思って、せめて自分がひとりでいるときは、自分のことを責めたりすることなく、自分だけは自分を甘やかして生きましょうよ。そして、自分を甘やかしたら、その分、他人にも甘く接しましょうね。ただ、甘く接しすぎて、つけ入られ過ぎて自分が不幸になると悲しいので、そのへんの加減は難しいところですが、まずは自分を甘やかしましょう。
このサイト、スマホ版だと表示されないのかな? PC版だとトップページの画像が 3枚かわるがわる表示されて、それとともにメッセージも表示されていると思いますが、「生きている、ただそれだけで、すばらしい。」ということで、生きていればそれだけで凄いことなんですよ、いまの時代はきっと。
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